2024年2月、SNSで音楽レコーディング会社「サウンドクルー社」にて盗撮事件があったことが投稿されました。
数多くのアーティストなどが利用している施設なだけに、ネットで騒がれています。
このような被害にあわないために、どのように盗撮対策をした方がいいのでしょうか。
隠しカメラの見つけ方や、盗撮によく使われる手口などを調べてみました。
【盗撮対策】隠しカメラの見つけ方5選!
近年、隠しカメラを使った盗撮事件が世界的にも問題になってきています。
ここ日本でも隠しカメラで盗撮されたニュースが後を絶ちません。
日本でも毎年5000件以上の隠しカメラによる被害が報告されています。
身の回りにある盗撮対策はいったいどのようにしたらいいのでしょうか。
現在有効と思われる対策について5つ紹介します。
①盗撮探知機などの専用機器をつかう
盗撮カメラの多くは電波や赤外線を発しているものが多くあると言われています。
盗撮発見機用の専用機器はその電波や赤外線をキャッチして見つけることができます。
また、多くの専用機器は「盗撮」「盗聴」にも対応している機器が多くあります。
盗撮や盗聴が疑われる場合はこのような機器を買ってもっておくのも有効です。
専用機器を使用することで、誰でも簡単に盗撮や盗聴を防ぐことができるかもしれません。
盗撮探知機などの専用機器は、ネットでも購入することができます。
価格も安いモノで1万円以下のものも多数あります。
感知の質は商品によってさまざまだと思いますが、自分の必要性に応じて探してみるものもいいのかもしれません。
②スマホのカメラを使う
隠しカメラのほとんどは赤外線を利用しているとのことです。
そこで、簡単に自分のスマホカメラで隠しカメラを見つけることがあるようです。
赤外線の光は肉眼では見えません。
しかし、スマホカメラのレンズを使用すれば赤外線を可視化することができると言われています。
テレビのリモコンなどのレンズをカメラで写してみると赤く光って見えるかと思います。
同様にカメラとライトをオンにして見てみると画面を見てみるとレンズに反射して見えます。
そのようにして隠しレンズを見つけることができます。
全面カメラでダメな場合はインカメラで試すとよいと言われています。
また、懐中電灯でもレンズの反射は拾えると言われています。
ただし、この方法は周りを暗くしないとわかりにくいことが欠点です。
暗くできる環境なら一度、カメラで周りを見渡してみるのも良いでしょう。
③隠しカメラ検出アプリで見つける
盗撮を見つけることのできるスマホのアプリも多数開発されています。
iPhone用や、android用のアプリもそれぞれで開発されています。
カメラレンズの反射を利用たアプリは、隠しカメラ検出アプリと呼ばれています。
先ほど紹介した自分のカメラを使用しての方法よりも、より使いやすい仕様になっているものが多くあります。
アプリによって質は様々ですが、自分が使いやすいアプリを見つけて使用するのもいいのかもしれません。
④最新スマホのToFセンサーを使用する
スマホの最新技術をつかった見つけ方も、最近話題になってきています。
それはToFセンサーを使うという方法。
ToFセンサーの説明は以下のとおりです。
ToFセンサーは、「レーザーを物体に照射し、反射して戻ってきた反射光を分析することで撮影した画像の深度を計測し、カメラの設定を最適化」するセンサーだといい、同システムでは隠しカメラのレンズに当たった際に通常と異なる反射が発生することを利用して隠しカメラを特定するのだという。
引用元:OTONA LIFE
しかしまだ全てのスマホにはこの機能は搭載されていないとのこと。
iPhoneで「iPhone 12」シリーズや「iPhone 13」シリーズのProモデルがあるようです。
また、Androidスマホでもサムスンの「Galaxy S20+」以降のモデルで採用されているとのこと。
今後、この機能を使った3D技術がスマホカメラの主役になるかと思われ、盗撮機発見にも力を発揮しそうです。
⑤盗撮・盗聴調査のプロに依頼する
どうしても、自分で探せない場合で一番確実な方法は
盗撮・盗聴調査のプロに依頼する
です。
盗撮・盗聴調査の専門業者は、お近くにもあるかと思います。
プロの持つ知識と技術であればすぐに見つけることができるでしょう。
調査する広さによって、調査価格は変わってくるようです。
安心をお金で買うと割り切って頼むのもいいのかもしれません。
価格の相場は以下のようになっています。
~35平米 | ¥11,000〜¥30,000 |
---|---|
36~70平米 | ¥17,000〜¥38,000 |
71~100平米 | ¥23,000〜¥45,000 |
101~150平米 | ¥30,000〜¥55,000 |
150~200平米 | ¥36,000〜¥60,000 |
デメリットとしては、手軽に調査を依頼できないところです。
自宅などでは有効かもしれませんが、公共施設などでは頼めないことが多いのですが、一度相談してみるといいのかもしれません。
サウンドクルー盗撮事件の手口を公開
盗撮の事例について、2024年2月に話題になったサウンドクルー盗撮事件について調査しました。
いったいどのような事件だったのでしょうか。
サウンドクルー盗撮事件とは
2024年2月にSNSで取り上げられた話題の「サウンドクルー盗撮事件」。
内容は、2022年にサウンドクルー社のトイレに仕掛けられた盗撮用カメラを女性従業員が見つけたことがきっかけでした。
カメラ内の映像には、設置をした同社の男性従業員が映っていたため、約2年ほどをかけて調査・処分したようです。
ではどのような手口だったのでしょうか。
サウンドクルー盗撮事件の手口とは
今回の盗撮事件の手口としては、盗撮用カメラがトイレ内の換気扇に設置されていたとのことです。
トイレ内の換気扇については、盗撮カメラが仕掛けられる頻度がとても高く、要注意スポットともなっています。
上の画像のように、実際かなりの小さいサイズに「ルーパー」という換気扇のカバー部分に設置することは可能とのことです。
今回の事件では、実際にどのようなカメラが設置されていたかは不明です。
しかし、こんな細工をされたら、見つけることはかなり難しそうです。
今回の事件の犯人はすでに解雇になっており、法的な処罰も下されるようで実名もSNS上で公開されていました。
幸いにも、盗撮されたデータは流出をしていないようです。
被害にあった方の情報が流出していないことは、不幸中の幸いといえるかと思います。
盗撮被害にあわないためには
盗撮被害にあわないためには、以下のことを気を付けたほうがいいと言われています。
盗撮されやすい場所 | 盗撮用カメラの設置場所 | 盗撮に使われやすい道具・方法 | |
1 | 公共のトイレや更衣室・試着室 | 換気扇 | 火災報知器など |
2 | バスや電車内など | トイレの便器周り | 家具や実用品(ペンなど) |
3 | 駅の階段やエスカレーター | ゴミ箱 | 空き箱 |
4 | ゲームセンターや書店 | コンセント | 電化製品 |
5 | ショッピングモール等の商業施設 | 浴室 | スマホ |
人気の多いところは必然と、盗撮のリスクは増えてくるようです。
少しでも怪しいと思ったら、カメラが仕掛けられていないかを確認する方法。
上記の「カメラの見つけ方」を参考にチェックしてみましょう。
もし被害にあってしまったら
もしも被害にあってしまったら、以下のことを覚えていてください。
被害届の方法 盗撮の犯人を現行犯逮捕したときは、逃げられないように周りの通行人や駅員、店員に応援を求めつつ、すぐに110番通報されます。 犯人が逃げたときは、直ぐに犯行現場の最寄りの交番又は警察署に行って、盗撮の被害にあったことを申告するのが通常です。
引用元:春田法律事務所
盗撮カメラの中には、リアルタイムで見ている場合もあるようです。
もし見つけてしまった場合、犯人がカメラを回収しにくるかもしれません。
鉢合わせにならないように、速やかにその場を離れましょう。
そして安全を確保したうえで周りの人に助けを求めてみた方がいいのかもしれません。
まずは、自分の身の安全を確保することを優先しましょう。
【対策】隠しカメラの見つけ方5選!サウンドクルー盗撮事件の手口も公開!・まとめ
いかがでしたでしょうか。
これまで隠しカメラの見つけ方の5つは以下のとおりでした。
- 盗撮探知機などの専用機器をつかう
- スマホのカメラを使う
- アプリで見つける
- ToFセンサーを使用する
- 盗撮・盗聴調査のプロに依頼する
また、今回は話題の「サウンドクルー盗撮事件」を例に挙げてその手口を調査してみました。
人が多いところにはリスクがありますが、常に気を貼って生活するのは疲れてしまいますね。
このような事件が頻発しないような世の中になることを願うばかりです。