懸賞と聞いて、皆さんは何をイメージしますか?
「豪華賞品が多いけど、本当に当たるの?」
「どうせ当たらないんでしょ?」
「当たったことがある人に出会ったことが無い」
などと、思ってしまう方も多いのではないでしょうか。
そこで、今回は、
「懸賞って何?」
「懸賞に当たる確率って宝くじや競馬などと比べてどう違うの?」
「当選確率を上げる方法は?」
などについて、考えていきたいと思います。
この記事を見ることで、懸賞の確率について知ることができ、これからの懸賞生活のヒントをつかむことができるでしょう。
では、最後までご覧ください。
★★こんな人におすすめ★★
・宝くじや懸賞など、何かが当たること興味がある。
・懸賞に当たる確率ってどうなっているのか知りたい
・懸賞の当選確率を増やしていきたい
・どんな懸賞が当たりやすいのかを知りたい
懸賞ってなに?
そもそも「懸賞」って一体、何なんでしょうか。
懸賞(けんしょう)とは、何らかの手段で一般から応募者を集め、賞品や賞金を提供するもの。プレゼントキャンペーンとも呼ばれる。主にプロモーション(宣伝)活動として、商品の販売促進のために使われる。
引用:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%87%B8%E8%B3%9E
無料で誰でも応募ができる懸賞を「オープン懸賞」
商品を購入したりして応募をする懸賞を「クローズド懸賞」
と言います♪
一言で、「懸賞」と言っても、参加の仕方や、応募の仕方などいろいろあります。
「オープン懸賞」、「クローズド懸賞」の違い
「オープン懸賞」と「クローズド懸賞」の違いを見てみましょう。
[オープン懸賞]
新聞や、雑誌のクイズやパズルなどを解いて応募、また、SNS(「X」や「Instagram」)、インターネットなどで簡単に応募ができる。
[クローズド懸賞]
商品を購入して、応募条件(ポイントやバーコード、購入レシート等)を満たすことで、応募ができる。
[参加方法]
店頭や専用応募はがき、普通郵便はがき、SNSなどのインターネット環境などで応募。
では、このような懸賞に応募する際の、当たる確率はどのようになっているのでしょうか。
まずは、他にも「当たる」と言われているモノについて調べてみましょう。
6つの当たる確率
何かに「当たる」といっても、「当たる」にはいろいろな「当たる」があります。
ここでは、以下の6つについて、確率をみていきます。
- 宝くじの当たる確率
- ある企業による懸賞の確率
- 競馬で勝つ確率
- 雷に打たれる確率
- 隕石に当たる確率
- サイコロでゾロ目が出る確率
宝くじの当たる確率
宝くじは買ったことがありますか?
「1等〇億円」などの夢のあるキャッチフレーズで大人気のジャンボ宝くじ。
まさに一攫千金の大チャンスを掴むものとして、有名ですね。
では、昨年の2022年、年末ジャンボ宝くじを参考に、当選確率を見てみましょう。
等級数 | 当選金 | 本数 | 当選確率 |
---|---|---|---|
1等 | 700,000,000円(7億円) | 1本 | 1/2000万 |
1等の前後賞 | 150,000,000円(1億5000万円) | 2本 | 1/1000万 |
1等の組違い賞 | 100,000円(10万円) | 199本 | 約1/10万 |
2等 | 10,000,000円(1,000万円) | 4本 | 1/500万 |
3等 | 1,000,000円(100万円) | 40本 | 1/50万 |
4等 | 50,000円(5万円) | 2,000本 | 1/10,000 |
5等 | 10,000円(1万円) | 60,000本 | 約1/333 |
6等 | 3,000円(3千円) | 200,000本 | 1/100 |
7等 | 300円(3百円) | 2,000,000本 | 1/10 |
※1ユニット2000万枚の場合(全22ユニットの販売実績)
確かに等級が上がっていくにつれて、あまりピンときませんね。
そこで1等がどれだけの人数から選ばれるのかを、東京ディズニーランドさんを例にして考えてみます。
宝くじの1等7億円(1/2000万)をディズニーランドで例えると
東京ディズニーランドの最大収容人数が約7万人と言われています。
まずは、超満員の混雑しているディズニーランドをイメージしてください。
その超満員のディズニーランドが285個あると、約2000万人が入っていることになります。
つまり、1等7億円は、その超満員ディズニーランドが285個分(2000万人)があり、その中から、一人が選ばれる確率と一緒です。
同様に、6等(3,000円)でさえ、1/100の確率なので、100人に1人しか当たりません。
企業による当選確率
ここでは、実際に2022年に様々な企業が行った懸賞の当選確率を例に見てみましょう。
キャンペーン詳細 | 当選品 | 当選本数/応募総数 | 当選確率 (何人に一人) |
---|---|---|---|
クローズド懸賞 2021年11月1日~2022年3月6日 全国ビスケット協会 第42回ビスケットまつり | 「ANA旅行券15万円分」28人 「ビスケットセット」2,280人 | 28/35万8,538通 2280/35万8,538通 | 約1/12,804 約1/157 |
クローズド懸賞 2022年 天乃屋 「歌舞伎揚売上No.1キャンペーン」 | 現金5,000円 1,000人 | 1000/ 5万3,525通 | 約1/530 |
オープン懸賞 2022年3月1日(火)~5月9日(月) 丸美屋 「春のふりかけキャンペーン」 「クイズで当たる!」コース | 1コース「現金50万円」10名 2コース「人気家電5点セット」10名 Wチャンス賞「丸美屋商品詰め合わせ」10,000名 | 10/約105万通 10/約105万通 10,000/約105万通 | 約1/105,000 約1/105,000 約1/105 |
クローズド懸賞 2022年3月1日(火)~5月9日(月) 丸美屋 「春のふりかけキャンペーン」 「マークで当たる!」コース | 「フライパン4点セット」2,500名 「ガラス蓋付きフライパンと片手マルチポットのセット」2,500名 Wチャンス賞「丸美屋商品詰め合わせ」5,000名 | 2,500/約51万7千通 2,500/約51万7千通 5,000/約51万2千通 | 約1/206 約1/206 約1/102 |
オープン懸賞 2022年12月27日~2023年1月25日 4Gamer.net(総合ゲーム情報サイト) 「2022WinterSpecialPresent」 | A賞:PlayStation 5 B賞:Xbox Series X C賞:Nintendo Switch D賞:1万円分のポイント | 2/約6,700件 2/約2,700件 2/約3,300件 30/約4,300件 | 約1/3,350 約1/1,350 約1/1,650 約1/143 |
オープン懸賞 2022年04月01日(金)〜06月30日(木) エステー 2022年TOURSミュージカル「赤毛のアン」”チケットプレゼントキャンペーン | 「赤毛のアン」チケット | 1,000組/7万1,324件 | 約1/71 |
オープン懸賞もクローズド懸賞もどちらも混ざっている結果でした。
こうやってみると、やはり
当選人数が多くなっているものは、当たる確率もかなり高い
ことがわかります。
また、丸美屋さんの「クイズで参加」キャンペーンは、賞品が豪華ですが、
オープン懸賞(誰でも参加ができる懸賞)のため、
応募者数が、かなり高くなっています。
一方、ゲームサイトの4Gamer.netさんの懸賞は、
オープン懸賞で、当選賞品が人気ゲーム機になっており、
わりと豪華な景品にも関わらず、当選確率は高め(当たる人が多い)です。
これは、一般には広く知られていなく、
特定の人(日頃からゲームサイトにお世話になっている人)が参加しやすい企画
であったことが理由と考えられます。
このことから、わかることとして
①当選人数が多く設定されている懸賞は当たりやすくなる。
②オープン懸賞(誰でも参加ができる懸賞)は、参加者が多く、当たる確率が低くなる
③賞品が豪華でも、あまり知られていない懸賞は当たりやすい。
ということが言えるのではないでしょうか。
競馬で勝てる確率
ちなみに、私の趣味の一つである、競馬の当たる確率は以下のとおりです
賭け方 | 勝ち条件 | 平均配当 (100円買った場合) | 確率 |
---|---|---|---|
単勝 | 選んだ馬が1着になる | 1,196円 | 1/18 |
複勝 | 選んだ馬が1・2・3着のどちらかに入る | 1,343円 | 1/6 |
馬単 | 2頭選んで、その馬が1着・2着に入る(1着・2着の順番も当てる) | 2,008円 | 1/306 |
馬連 | 2頭選んで、その馬が2頭とも1・2着に入る(順番は関係ない) | 8,727円 | 1/153 |
枠連 | 1~8枠の決められた枠番号の中から2枠選んでその選んだ馬が1・2着に入る(同枠から2つ選んでも良い) | 17,080円 | 1/36 |
ワイド | 2頭選んで、その馬2頭が1~3着内に入る(順番は関係ない) | 8,942円 | 1/51 |
三連複 | 3頭選んでその3頭が1・2・3着内に入る(順番は関係ない) | 49,316円 | 1/816 |
三連単 | 3頭選んで、その3頭が1・2・3着内に入る(1着、2着、3着全ての順番も当てる) | 352,234円 (35万2,234円) | 1/4,896 |
WIN-5 | その日、中央競馬で行われている、全レースのうち指定された5レースの単勝をすべて当てる | 8,149,031円 (814万9,031円) | 1/1,889,568 (188万9568) |
こう見ると、平均配当金額を見ると競馬の確率の方が高そうに見えますね。
実際は、ある程度、強い馬がわかっているので、もっと当たる確率が高い気もしますが、その分、人気の馬はオッズ(配当金)が低くなってしまいます。
雷に打たれる確率
めったに聞きませんが、人が雷に打たれる確率は以下の通りです。
人が雷にあたる確率「77万分の1から100万分の1」
日本では、年間に平均20人ほどが雷に打たれてしまっているというデータもあります。
思った以上に高い確率ではないでしょうか。
ゴルフコースで「雷が鳴ったら持っているクラブを手放せ!」と聞いたりしますが、実際に打たれる確率も高く、それほど危険なのでしょう。
※参考:https://www.dinnteco.jp/
隕石にあたる確率
次に、聞いたことは無いかもしれませんが、人が隕石に当たる確率は以下のとおりです。
人が隕石にあたる確率「160万分の1」
こちらも、思った以上に高い確率。
地球に落ちる隕石は年間で何千個とも言われているので、意外と身近に落ちているのかもしれません。
※参考:https://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/16/021200052/
サイコロを●個同時に投げてゾロ目(同じ目)が出る確率
ここでは、サイコロを複数投げて、同時にゾロ目(同じ目)がでる確率を調べてみましょう。
サイコロのゾロ目の確率 |
---|
2個同時→1/6 |
3個同時→1/36 |
4個同時→1/216 |
5個同時→1/1,296 |
6個同時→1/7,776 |
7個同時→1/46,656(1/約4万) |
8個同時→1/279,936(1/28万) |
9個同時→1/1,267,616(1/約120万) |
10個同時→1/10,077,696(1/約1000万) |
こうやってみると、サイコロ2~4個までなら、なんとなく当たりそうですね。
しかし、個数が増えてくると「もう無理」という確率になってきますね。
驚きなのが、10個同時にサイコロを投げて、全て同じ目が出る確率は、
宝くじの1等の前後賞(1/1000万)と同じ確率でした
また、雷よりも隕石よりも、宝くじに当たる確率の方が低いみたいですΣ(・ω・ノ)ノ!
低い確率を見ていると、応募自体諦めてしまいそうです。
でも、よく考えてみてください。
どれだけ、確率が低くても、「0」ではありません。
確率が低いながらも、必ず誰かが当たっています!
つまり、低い確率のモノでも、応募し続ければ当たることもあるのです。
当選確率を上げる方法
さきほどの企業の懸賞の話を思い出してみると、
①当選人数が多く設定されている懸賞は当たりやすくなる。
②オープン懸賞(誰でも参加ができる懸賞)は、参加者が多く、当たる確率が低くなる。
③賞品が豪華でも、あまり知られていない懸賞は当たりやすい。
言い換えれば、
①当選人数が多い懸賞
②クローズド懸賞(条件付きの懸賞)
③あまり人に知られていない
この3つの条件が当てはまる懸賞は当たりやすいのです。
先日、記事にも載せた「ラジオ懸賞」も当たりやすい懸賞の一つです。
なので、
「地元のスーパー×企業」など
応募する人が少ない懸賞が最も当たりやすいのかもしれません。
クローズド懸賞に取り組んだことのない方も、
お買い物の際は、お店に垂れ下がっている応募ハガキや、商品棚のポップから
地元独自の穴場懸賞を見つけてみてください。
まとめ
●懸賞には2つの種類がある。
「オープン懸賞」(誰でも無料で参加ができる懸賞)
「クローズド懸賞」(商品などを購入し条件を満たすことで応募ができる懸賞)
●意外と宝くじの当選確率は低い
宝くじよりも、地元のスーパーの懸賞の方が何倍も当たりやすい
●当選確率が上がる条件
①当選人数が多い懸賞
②クローズド懸賞(条件付きの懸賞)
③あまり人に知られていない
この3つの条件が当てはまると当選しやすい。
いかがでしたでしょうか。
それぞれの確率について、少しはイメージができましたか?
ですが、いろいろと書きましたが、やはり懸賞に当たる一番のコツは、
「懸賞を楽しみながら応募し続ける」
ことが大切だと思います。
楽しく続けることが当選確率を上げ、また、大きな当選を生むのではないかと、私は思っています。